goo辞書、25年の歴史に幕 サービス終了に感謝と惜しむ声

「goo辞書」25年の歴史に幕、サービス終了に感謝と惜しむ声広がる

NTTレゾナントが提供するオンライン辞書サービス「goo辞書」が、2025年6月25日13時をもってサービスを終了した。1999年のサービス開始から約25年にわたり多くのユーザーに利用されてきた老舗オンライン辞書サービスだけに、SNS上ではサービス終了を惜しむ声や、長年の利用に対する感謝のメッセージが相次いでいる。

ユーザーからの感謝と困惑

サービス終了に際し、「goo辞書」の公式アカウントは、「1999年より長きに渡りご愛顧を賜りましたこと、またサービス終了に際し、SNSやメールを通じて多くの温かいお言葉を頂戴しましたこと、心より御礼申し上げます」と感謝の言葉を投稿した。

この公式発表やニュースを受け、X(旧Twitter)では「goo辞書」がトレンド入り。「寂しい」「終わるの知らなかった」といった驚きや落胆の声が多く見られた。「よく使っていた」「出先で調べるときめっちゃ使ってた」「仕事中めちゃくちゃ使ってて語彙力大分増えた」など、日常的な調べ物や学習、仕事などで活用していたユーザーからは、感謝の言葉とともに今後の利用に困惑する声もあがっている。

特に、「コトバンクがアドブロつけてると表示できないようにしやがったからgoo辞書ばっか使ってた」「goo辞書の代わりに何を使えばいいのだろう」といった、代替サービスへの関心や悩みを投稿するユーザーもいた。

また、「goo辞書にリンク張ってるの全部修正しとかないと。インターネット老人会としてはこれぐらいの事は慣れっこさ」と、過去に作成したウェブページからのリンク切れを懸念し、修正作業を示唆する投稿も見られた。

サービス終了直後には、「ちょうど今調べ物してたらgoo辞書が見れなくなっててびっくりしてた」「検索項目には出てくるけど押したら何も出てこないみたいな風になってて虚しい」と、実際にサービスにアクセスできなくなったことへのリアルタイムな反応も寄せられた。

25年の歴史と今後の情報は?

150万ページ近いサイトマップを持つと報じられるなど、豊富な語彙や情報量で知られた「goo辞書」。その25年の歴史に幕が下ろされたことに、「時代の節目」と感じるユーザーもいるようだ。

サービス終了に関する詳細や、データの一部アーカイブ化などに関する情報は、公式サイトで確認できるとしている。

長年にわたり多くの人々の言葉の疑問を解消し、知識の探求を支えてきた「goo辞書」。そのサービス終了は、インターネットの歴史における一つの区切りとして、ユーザーの記憶に刻まれることだろう。

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