【野球】9回裏2死、まさかのホームスチール失敗でゲームセット 中日痛恨、広島は阻止成功で勝利

【野球】9回裏2死、まさかのホームスチール失敗でゲームセット　中日痛恨、広島は阻止成功で勝利

プロ野球の試合で、9回裏、1点ビハインド、2死ランナー三塁という状況から、まさかのホームスチールが敢行され、そのまま試合終了となる劇的な展開が話題となっている。このプレイはSNS上で瞬く間にトレンド入りし、多くの野球ファンがその成否と采配について議論を交わしている。

この異例の幕切れを迎えたのは、中日ドラゴンズ対広島東洋カープの一戦だ。広島がリードして迎えた9回裏、中日は最後の攻撃でチャンスを作り、2死ながらも三塁にランナーを進めた。一打出れば同点、あるいはサヨナラという状況で、三塁ランナーが突然スタートを切り本塁へ。ホームスチールを試みた。

しかし、広島バッテリーは冷静に対応。投手のハーンが本塁へ送球し、捕手の石原ががっちり捕球。ランナーはタッチアウトとなり、3つ目のアウトが記録された。これにより、試合はそのままゲームセット。広島が1点差を守り切り、勝利を収めた。

この土壇場でのホームスチール失敗は、特に中日ファンに大きな衝撃を与えた。SNS上では「9回ツーアウトからホームスチールで負けって何？」「ホームスチール失敗でゲームセットってか」「なぜこの場面でやるのか理解できない」といった困惑や采配への疑問、批判的な声が多数投稿された。「9回2アウト1点ビハインドの場面ではやってほしくないなぁ」「失敗したら試合終了だし」といった冷静な分析や、「勝つ気無い」「普通にやれ」といった厳しい意見も散見された。

一方、この局面を冷静に乗り越え、勝利を掴んだ広島に対しては、「アウト！ハーンさんが背負った大ピンチ、そこにつけ込んだホームスチールを見事に封じてアウト！すなわち勝利！」「ホームスチールを阻止し、ファンの期待に応えました」など、称賛の声があがった。特に、冷静に対応したハーン投手や石原捕手のバッテリーのプレイが高く評価されている。

また、今回のプレイは過去の奇策、例えば新庄監督のホームスチール成功や、試合中に見られた「ズッコケ大作戦」などと比較して語られる場面もあった。「元をたどると新庄が立浪の目の前でホームスチール成功させたのが悪いんだよな」「ズッコケ大作戦＆ホームスチールって難しいんだね」といった投稿からは、奇策の難しさと、成功すれば称賛、失敗すれば批判にさらされるリスクが改めて浮き彫りになった。

プロ野球では滅多に見られないホームスチール、さらにそれが試合の決着につながるという、稀有なシーンとなった今回の一戦。その劇的な結末は、多くのファンの心に強い印象を残したようだ。