座間9人殺害 白石死刑囚に刑執行 約3年ぶり

神奈川県座間市で2017年に男女9人が殺害された事件で、強盗・強制性交殺人などの罪に問われ、死刑が確定していた白石隆浩死刑囚に対し、27日、死刑が執行されました。

関係者によると、執行は午前中に行われた模様です。今回の死刑執行は、2022年7月以来、約3年ぶりとなります。また、石破内閣が発足してからは初めての執行となります。

白石死刑囚は2017年8月から10月にかけて、座間市のアパート自室で、SNSなどを通じて知り合った15歳から26歳の男女9人を殺害し、遺体を切断・遺棄したとして起訴されました。東京地裁立川支部は2020年12月、「類を見ない悪質な犯行だ」として死刑判決を言い渡し、2021年6月に本人が控訴を取り下げたことで死刑が確定していました。

鈴木法務大臣は、執行にあたり「極めて残虐な事件であり、犠牲になられた方々のご冥福を改めてお祈り申し上げるとともに、ご遺族には心からお悔やみを申し上げる。裁判で十分な審理が尽くされた結果、死刑が確定した。慎重な上にも慎重な検討を加えた」と述べました。

この事件は社会に大きな衝撃と不安を与え、SNSの利用方法や自殺願望を持つ人々への支援のあり方などについて議論を呼んでいました。

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