鹿児島・トカラ列島近海で震度5弱の地震発生 群発地震活動が続く

2025年6月30日午後6時33分頃、鹿児島県トカラ列島近海を震源とする地震が発生し、鹿児島県十島村悪石島で最大震度5弱を観測しました。この地震による津波の心配はありません。

気象庁によると、震源の深さは約30km、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.1と推定されています。

この地域では6月21日以降、地震活動が活発化しており、今回の震度5弱の地震は、一連の群発地震の中では最大級の揺れとなりました。MBC南日本放送の報道によれば、30日午後6時50分時点で、地震回数は660回を超え、午後8時30分時点では683回に達しています。これは、2021年や2023年に発生した群発地震と比較しても、短期間で遥かに上回る回数であると報じられています。

鹿児島大学の井村隆介准教授は、群発地震の原因について、地盤由来かマグマ由来か専門家の間でも議論が続いているとしつつも、今後も震度5以上の地震が発生する可能性が高いとの見解を示しています。

度重なる地震に、現地住民の不安は募っています。十島村の村長は「いつ地震がおさまるか予想がつかない。心配な人は避難を」と呼びかけており、一部ではヘルメットを着用して授業を受ける児童の姿や、夜間の熟睡が困難な状況が伝えられています。

今回の地震を受け、首相官邸には情報連絡室が設置され、情報収集と被害状況の確認が進められています。また、SNS上では「震度5弱でも津波の心配なしと報道されているが、揺れによる被害も心配されるべき」といった声や、「いつ何が起きてもおかしくない。デマであっても水など最低限の備蓄はしておくべき」といった防災意識の向上の呼びかけが見受けられます。

現在のところ、人的被害の報告はありませんが、専門家は引き続き強い揺れを伴う地震に注意が必要であると警鐘を鳴らしています。

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