トランプ氏、イラン核施設3カ所への攻撃を表明 中東情勢の緊迫化に懸念

ドナルド・トランプ前米大統領は、自身のSNS上で、米軍がイラン国内の核施設3カ所を攻撃し、完全に破壊したと表明しました。この発表を受け、各国のメディアが速報として伝え、国際社会に波紋が広がっています。

複数の報道や投稿によると、攻撃にはB-2ステルス戦略爆撃機や、地下施設を破壊可能なバンカーバスター爆弾が使用されたほか、米海軍の潜水艦からトマホーク巡航ミサイルも発射されたと報じられています。攻撃の背景には、イランの核開発計画への懸念や、テロ支援国家への対抗措置としての側面が指摘されており、一部ではイスラエルとの連携が示唆されています。

攻撃を受けて、キューバのディアス＝カネル大統領はこれを非難し、「国際法に深刻に違反し、人類を危機に陥れる危険なエスカレーションだ」と警告しました。一方で、イスラエル首相は「トランプ氏の決断は歴史を変える」と評価する発言をしたと伝えられています。トランプ氏自身は攻撃後に「イランとの和平を呼びかけ」、「平和を要求し、拒めば即時再攻撃する」とも警告しており、体制転換を目指す意図はないとイランに伝えたという情報もあります。

今回の米軍によるイラン核施設攻撃は、中東地域のさらなる不安定化を招き、第三次世界大戦につながる可能性や、ホルムズ海峡の封鎖、原油価格の高騰、世界経済への影響などが懸念されています。また、核抑止力の有効性や、北朝鮮など他国の核開発問題への波及を議論する声も上がっています。

国際社会は、この攻撃がもたらす影響と今後のイランおよび関係国の動向に注目しています。