万博「静けさの森」でレジオネラ属菌検出 基準値の20倍、子どもの利用場所で波紋
大阪・関西万博の会場内にある「静けさの森」の水盤エリアから、レジオネラ属菌が検出されたことが明らかになりました。検出された菌は指針値の約20倍に上り、利用者の安全に懸念が生じています。
博覧会協会などによりますと、静けさの森の水盤エリアの水を検査した結果、基準値を大幅に超えるレジオネラ属菌が検出されました。静けさの森は、特に夏場に向けて子どもたちが水遊びをするなど、多くの来場者が利用する場所です。
今回の検出は5月下旬に行われていましたが、公表は6月5日となりました。この公表の遅れについて、協会側は「公表を遅らせた意図はないが、連携不足があったかもしれない」と説明しています。しかし、健康に関わる問題であるため、速やかな公表が必要だったとの批判が出ています。
レジオネラ属菌は、感染すると肺炎などを引き起こす可能性があり、特に高齢者や基礎疾患のある人にとってリスクが高いとされています。静けさの森の水盤エリアは、菌検出を受けて5月30日朝から利用を停止しています。
万博会場では、これに先立ち「ウォータープラザ」の海水からも基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されており、水上ショーが中止されています。短期間に複数の場所で菌が検出されたことで、会場全体の水管理や衛生管理に対する不安が広がっています。
協会は、原因の特定を急ぐとともに、今後、水が循環する他の類似施設についても検査を実施する方針を示しています。来場者の安全確保に向け、徹底した対策が求められています。
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