「Xブロックチェック」がYahoo!トレンドを席巻、アカウント乗っ取りの危険性浮き彫り
5月2日、X(旧Twitter)で「Xブロックチェック」というワードがトレンド入りし、Yahoo! JAPANのリアルタイム検索でも上位を占める事態となりました。しかし、このトレンドワードは、フィッシングサイトやアカウント乗っ取りを目的とした詐欺行為と疑われるもので、多くのユーザーから注意喚起の声が上がっています。
「Xブロックチェック」は、ユーザーがXアカウントを連携することで、自分が何人からブロックされているかを確認できるというサービスを謳っています。しかし、実際にサービスを利用したユーザーからは、「ブロックされている人数が常に138人と表示される」「アカウントのプロファイル情報が書き換えられる」といった報告が多数寄せられています。これらから、このサービスがアカウント乗っ取りを目的とした悪質なものである可能性が高いことが指摘されています。
複数のXユーザーは、このサービスが詐欺であると断定し、利用しないよう警告を発しています。また、ChatGPTに問い合わせたユーザーも、このサービスの危険性を指摘されたと報告しています。さらに、Yahoo! JAPANのトレンドに表示されることで、多くの人がこの詐欺サイトにアクセスする危険性も懸念されています。
多くのユーザーが、「Xブロックチェック」へのリンクを含む投稿を拡散している状況も確認されており、これらの投稿自体も危険性を伴う可能性があります。専門家からは、不明なリンクをクリックしない、怪しいサービスにはアカウントを連携させないといった基本的なネットリテラシーの重要性が改めて強調されています。
現時点では、「Xブロックチェック」がどのような主体によって運営されているのか、また、どれだけのユーザーが被害に遭っているのかは不明です。しかし、この事例は、SNSにおける情報拡散の速さと危険性、そしてネットリテラシーの重要性を改めて示すものと言えるでしょう。ユーザーは、トレンドワードに惑わされることなく、常に情報への批判的思考と警戒心を持つべきです。
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