「日本エコロジー」のメガソーラー計画で虚偽報告発覚 オジロワシの生息地を巡り批判殺到
北海道釧路市郊外で、太陽光発電事業者「日本エコロジー」(大阪市)が計画するメガソーラー計画において、同社がオジロワシの生息状況について事実と異なる報告をしていたことが明らかになり、強い批判を浴びている。
毎日新聞などの報道によると、日本エコロジーは住民説明会で、メガソーラー計画地内にオジロワシの巣はないと説明していた。しかし、実際にはオジロワシの巣が計画地近くに存在し、繁殖も確認されていることが判明した。同社は説明会で使用した地図においても、実際の計画地よりも40メートル離れた位置を示していたという。
この事実がSNS上で拡散されると、多くのユーザーから批判の声が上がった。「日本エコロジー」という社名と、実際に行動との矛盾に多くのユーザーが憤慨。「環境保護を謳う企業の行動とは思えない」「社名を変えるべきだ」といった意見が多く投稿されている。中には、同社の過去の違反行為を指摘する声や、事業内容の不透明さを批判する声も見られた。
オジロワシは国指定の天然記念物であり、種の保存法に基づく保護増殖事業の対象でもある。専門家からは、毎年繁殖に成功している土地にメガソーラーを建設することは、オジロワシの生息環境に深刻な悪影響を及ぼす可能性があると指摘されている。このため、計画の即時撤回を求める声が強まっている。
現在、日本エコロジーは、この問題に関して具体的なコメントを出していない。今後の対応に注目が集まっている。
今回の件は、再生可能エネルギー開発における環境配慮の重要性を改めて問うとともに、企業の倫理と情報公開のあり方について議論を呼ぶものとなっている。
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