「にせイオン」発言で炎上 ゆめタウンへの侮辱に西日本から怒りの声
SNS上で「にせイオン」という表現が物議を醸している。これは、イズミ(広島市)が運営するショッピングセンター「ゆめタウン」を指す表現で、その類似性からイオンと混同され、揶揄されたものとみられる。この発言に対し、西日本を中心に強い反発が起きており、X(旧Twitter)ではトレンド入りする事態となっている。
発端は、あるインフルエンサーがゆめタウンの写真を投稿し、「にせイオン」とコメントした投稿とされる。この投稿をきっかけに、ゆめタウンを地元とする人々から「侮辱的だ」「失礼だ」といった批判が殺到。多くのユーザーが怒りをあらわにする投稿をしており、中には「ゆめタウンとイオンは全く違う」「ゆめタウンには長い歴史と地域への貢献がある」といった擁護の声も上がっている。
ゆめタウンは、かつて「イズミ」として親しまれ、広島県を中心に展開する大手スーパーマーケット。その歴史は古く、潜水空母伊400の乗組員が創業したという説もある。現在では、西日本を中心に多くの店舗を展開し、地域社会に深く根付いている。
一方、イオンは全国展開する巨大企業であり、規模や知名度においてゆめタウンとは大きく異なる。しかし、店舗のデザインや構成に類似点があることから、「にせイオン」という表現が生まれたと推測される。この表現は、単なる冗談や比較表現として捉えられないほど、ゆめタウンへの侮辱として受け止められたようだ。
「にせイオン」発言は、企業間の競争という枠を超え、地域文化や歴史への配慮の欠如を指摘する声も上がっている。この騒動は、企業イメージや地域への影響も考慮すべき重要な問題提起となっている。
この件について、イズミ側は今のところ公式なコメントを発表していない。
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