フィラデルフィア小型機墜落事故：複数の死傷者、住宅への延焼も

1月31日午後6時頃、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアの住宅街に小型機が墜落する事故が発生し、複数の死傷者が出た。事故機は6人乗りの医療輸送用ジェット機で、小児患者1名とその付き添い人を含む乗客6名が搭乗していたと報道されている。

墜落現場はルーズベルトモール付近で、住宅街と主要道路の近くに位置する。現場付近の住民が撮影した動画には、飛行機が急降下し、地面に衝突して爆発する様子が映っており、その後、複数の住宅が炎上する様子も確認できる。事故当時、天候は雨で視界が悪かったとされる。

複数のニュースメディアによると、墜落事故により、乗客乗員全員を含む複数の死傷者が出ている可能性が高い。また、地上でも複数の負傷者が確認されており、少なくとも1軒の住宅と複数の車両が炎上した。ペンシルベニア州知事のジョシュ・シャピロは、州の全資源を投入して対応すると発表している。ドナルド・トランプ大統領はソーシャルメディアで墜落事故に深い悲しみを表明した。

事故原因については現在調査中だが、一部SNSでは様々な憶測が飛び交っている。事故機はメキシコ登録のリアジェット55型機で、コールサイン「MEDIVAC」から、医療搬送目的の飛行であったことが判明している。ミズーリ州への飛行中だったとも報じられている。

フィラデルフィア市当局は、事故の被害状況の全容把握と原因究明に向けた捜査を進めている。今後、事故調査委員会による詳細な調査結果が待たれる。