ベテラン声優・堀絢子さん、89歳で死去 「忍者ハットリくん」ハットリカンゾウ役など多数の代表作を残す
ベテラン声優の堀絢子さんが、11月25日に老衰のため89歳で亡くなったことが明らかになった。所属事務所が発表した。
堀さんは、1960年代から数多くのアニメ作品に出演。代表作として、アニメ「忍者ハットリくん」の主人公・ハットリカンゾウ役、「チンプイ」のチンプイ役、「新オバケのQ太郎」のQ太郎役などが挙げられる。他にも、「新・ど根性ガエル」の五郎役、「マッハGoGoGo」の三船くりお役、「ムーミン」のミイ役(1969年版、1972年版)など、幅広い役柄を演じ、世代を超えて愛される作品に貢献した。SNS上では、堀さんの訃報を受け、多くのファンから追悼の声が寄せられている。「忍者ハットリくん」で育った世代からは、「子供の頃の思い出が蘇る」「ハットリくんの思い出が詰まっている」といったコメントが見られる。また、他の作品での堀さんの演技を称賛する声も多く、「『ガンバの冒険』のイカサマ役の皮肉な声は忘れられない」「『トムとジェリー』のジェリー役も堀さんだったとは」など、様々な作品における印象的な役柄が話題になっている。
さらに、堀さんは「プリンプリン物語」のカセイジン役、「アーノルド坊やは人気者」などにも出演しており、その活動範囲の広さにも驚きの声が上がっている。近年もNHK「プリンプリン物語」の再放送などでその声を聴くことができ、多くの視聴者に親しまれていた。 また、広島の原爆をテーマにした一人芝居を演じ続けるなど、活動は多岐に渡っていた。
多くの著名な声優が今年亡くなっており、SNSでは「今年は訃報が多すぎる」「ドラえもんの大山のぶ代さん、パーマンの三輪勝恵さんに続き、本当に寂しい」など、著名な声優の相次ぐ訃報を嘆く声が多数見受けられる。 堀絢子さんの長年の功績と、多くの作品を通して届けられた感動は、これからも多くの人々の心に残り続けるだろう。
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