千葉県、水道料金20%値上げ方針を発表 30年ぶりの改定、物価高騰と赤字見通しが背景
千葉県は、県営水道の上水道料金を20%程度値上げする方針を発表しました。これは1996年以来、約30年ぶりの改定となります。物価高騰や人件費上昇により、2027年度には赤字に転落する見込みであることが背景にあります。
値上げは2026年度を念頭に置いており、県議会12月定例会で正式に決定される見込みです。対象となるのは、県営水道が運営する上水道の供給地域で、県北西部を中心に11市、千葉市中央区や市川市、船橋市の一部などに給水されています。今回の値上げは、老朽化した水道インフラの維持・更新費用や人件費の高騰に対応するための措置として、県は説明しています。長期間にわたる料金据え置きが、財政状況を悪化させた一因であるとの指摘もあります。
SNS上では、値上げに対する様々な意見が飛び交っています。生活コストの上昇を懸念する声や、長年据え置かれていた料金の是正を理解を示す声、公務員の給与や水道事業の運営方法に疑問を呈する声など、多様な意見が見られました。中には、値上げによって生活に困窮する人が増えることを心配する声もありました。30年間値上げしていなかったという事実に対して、市民への配慮と運営の怠慢の両方の見方が存在していることも示唆されています。
一方、値上げは県民生活に大きな影響を与えるため、県は値上げの必要性を丁寧に説明し、理解を求める必要があると指摘する声も上がっています。今後、県は県民への周知徹底と、値上げによる負担軽減策の検討を進めていくことが求められています。
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