弘南鉄道大鰐線、2027年度末運行休止へ 赤字経営続く中、事実上の廃止か
青森県の弘南鉄道は11月27日、大鰐線の2027年度末における運行休止を発表した。長年続く赤字経営が原因で、事実上の廃止と受け止められている。この発表は、多くのSNSユーザーに衝撃を与え、様々な意見が飛び交っている。
東奥日報や青森テレビなどの報道によると、弘南鉄道は運行継続が困難と判断し、休止という形で進めていくとしている。青森県知事の宮下宗一郎氏もコメントを発表し、現状を踏まえた上でこの決定を理解を示している。発表を受け、Twitter上では「残念」「ショック」といった悲痛な声が多数上がっている。沿線には複数の学校があり、通学への影響を懸念する声も少なくない。JR線との接続の悪さも、利用客減少の一因として指摘されている。
多くの投稿では、大鰐線の歴史や魅力を惜しむ声がみられる。沿線住民にとって生活の足として、あるいは観光客にとって魅力的な路線として親しまれてきた大鰐線の休止は、地域社会に大きな影響を与えることが予想される。 ラッセル車など、個性的な車両への愛着を語る声も見られた。一方で、赤字経営が長年続いていた現状を嘆き、運行休止という決断を避けられないと理解を示す意見もある。 代替交通手段としてのバス運行についても、運転手不足が課題として挙げられており、休止後の対応についても懸念が示されている。
弘南鉄道大鰐線の運行休止は、地方鉄道の厳しい現状を改めて浮き彫りにする出来事となった。今後の代替交通手段の確保や、地域社会への影響を最小限に抑えるための対策が急務となっている。
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