NHK朝ドラ『風、薫る』がついに最終週へ 国家と看護、命を巡る対立と女性の自立描く展開に大反響
見上愛と上坂樹里がダブルヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『風、薫る』が、いよいよ最終週(第26週)の放送を迎えた。激動の時代の中で看護の道を切り開いてきたヒロインたちの集大成となるラストウィークを前に、視聴者からは早くも終了を惜しむ声と結末への期待が高まっている。 物語の掉尾を飾る第126回の放送では、国家の論理や軍拡を優先して命を「兵力」として捉える柳生(中村倫也)に対し、一人ひとりの生命に寄り添う直美(上坂樹里)が「人でなし」と激しく詰め寄り真っ向から対立する衝撃的な展開が描かれた。さらに「看護師は命を賭けない」「自己犠牲が過ぎればなり手がいなくなる」といった労働環境や献身のあり方を問い直すセリフも飛び出し、現代の社会課題にも通じる重厚なメッセージとしてSNSを中心に強い共感を呼んでいる。 本作はこれまでの朝ドラに見られた恋愛成就の枠組みにとどまらず、女性の自立や職業人としての倫理を真摯に描いてきた点が大きな特徴だ。ヒロインの相手役を巡る描写や、医師・今井(古川雄大)をはじめとする懐かしい顔ぶれの再登場など、クライマックスにふさわしいオールスターの競演も話題となっている。 激動の明治期を駆け抜けたりんと直美が、未来のためにいかなる選択を下すのか。時代を越えて響く看護の志を胸に、物語は感動のフィナーレへと向かう。