「学マス」イベントで「意図しない設定」が波紋、運営の言葉選びにユーザーから疑問の声
スマートフォン向けゲーム「学園アイドルマスター」で、開催中のライブツアーイベント「ライブツアーイベント大阪編」において、イベントポイント(Pt)および『大阪ツアーメダル』の獲得量が「意図しない設定」になっていたことが判明し、ユーザーコミュニティに波紋を広げています。運営は当該現象を謝罪し、アイテムの補填を発表しましたが、この「意図しない設定」という言葉選びに対し、SNS上では疑問や批判の声が多数上がっています。
イベント報酬獲得量の不具合とユーザーの不満
学園アイドルマスターの公式X(旧Twitter)アカウントは9月3日、ライブツアーイベント「大阪編」において、イベントPtと『大阪ツアーメダル』の獲得量が本来の設計と異なっていたことを発表。これに伴い、全ユーザーに「大阪ツアーメダル×895」「ライブ挑戦券(大阪)×20」などのアイテムを配布しました。
イベント期間中、ユーザーからは「累計報酬を取りきるのが難しい」「報酬が渋い」といった声が上がっており、今回の運営発表はそうした体感を裏付ける形となりました。あるユーザーは「残り日数とか的に累計報酬とりきるのもけっこうむずい感じなんかな?って思ってたら意図しない設定なってたんか」と投稿し、不具合を指摘する声に納得感を示す反応が見られました。
「意図しない設定」という表現への批判
一方で、運営が用いた「意図しない設定」という表現に対しては、多くのユーザーから批判的な意見が寄せられています。「意図しない設定じゃなくて普通に設定ミスってた説」「対応の遅さに闇を感じる…意図しない設定じゃなくて、意図した設定ではあったんだけど、反感の声に屈するかどうかを決めかねてたんやろなあ」など、単なる設定ミスを「意図しない」という言葉で曖昧にしているのではないか、と指摘する声が相次ぎました。
特に、「こういうゲーム運営が使う『意図しない設定』って言葉、本当に嫌い。意図してないはずないでしょ。明確に意図をもって設定してるはずだよ」といった投稿に見られるように、ゲーム業界で頻繁に使われるこの言葉への不信感が根底にあることがうかがえます。「謝罪に意図しないは混ぜないほうがいいですよ」という率直な意見もあり、謝罪時の言葉選びの重要性が浮き彫りとなりました。
「意図しない」がトレンド入りする背景
この問題を受け、「意図しない」という言葉はYahoo!のトレンドワードにもランクイン。学園アイドルマスターの問題だけでなく、ゲームコントローラーのボタン配置による「意図しない操作」など、日常生活や他のゲームにおける「意図しない」事象も含む形で注目を集めました。
多くのユーザーは、今回の事態を「調整ミス」や「設定ミス」と捉えており、「本当に意図しない設定か?www」「意図しない設定とは言ってるけどまあこれは調整ミスでしょう」といった声が多数見られました。
運営側は「意図しない」という言葉で事態を説明しようとしましたが、ユーザー側はより明確で誠実な説明を求めているようです。今回の騒動は、ゲーム運営における透明性の確保と、ユーザーとのコミュニケーションのあり方について、改めて問いを投げかけるものとなりました。
コメント
コメントを投稿